6月28日(土)ガーデンモール木津川にて開催されました、(公財)関西文化学術研究都市推進機構 ヘルスケア事業推進室主催の健康キャラバンにサン薬局の薬剤師も参加しました。
健康キャラバンは 財)関西文化学術研究都市推進機構 ヘルスケア事業推進室が主催で地域住民の健康意識向上を目的として開催され今回で3回目となります。

★健康キャラバン全景

今回のキャラバンでは HbA1cの測定(森田、山内)とMMSEによる認知症のテスト(小川)を担当しました。
★検体測定室
★検体測定室

★認知症検査
★認知症検査

他には(株)LBWと(株)日本テレネットによるICT機器の貸与、奈良女子大学による体組成検査・貧血検査・血管年齢検査、木津川市健康推進課による健康相談が行われていました。

 今回は試薬を50個用意していましたので各々約25名ずつ測定を行いました。測定の流れとしては、まず承諾書をいただいた後ご自身で穿刺していただて採血・測定、6分程待っていただいて測定結果をお伝えし受診勧奨や生活習慣等のアドバイスを行いました。認知症テストは測定の待ち時間を利用して受けてもらいました。
すでに糖尿病治療を受けられていたり抗血栓薬を服用中で測定を受けられなかった方や穿刺を怖がって何度か失敗された方がいらっしゃったり、測定器に振動が加わりエラー表示が出て測定がストップしたりとハプニングも少しありましたが、特に大きなトラブルは無く測定を進めることができました。

★たくさんの方が検査を待っています


参加者の反応としては「これが目的で参加したの」「こういうことを通じてお医者さんだけではなく健康相談ができる薬剤師さんがいたら助かるわ」との声があったり、測定結果をみて熱心にアドバイスを求められる方がいらっしゃったりと、薬局内で仕事をしている時とはまた少し違った薬剤師への声を聞くことができました。
また行政の方からはこの結果を元に特定健診の実施率を上げるための広報活動に役立てたいとのお話もありました。今回は健康に対する意識の高い方多く集まるイベントでしたので受診勧奨レベルの結果が出る方は非常に少なかったのですが、このような活動が一般的なものとなり健康管理にあまり関心のない方も気軽に参加していただけるようになれば、様々な疾病の早期発見に薬剤師が一役買うことができると認知されるようになるのではないかと思います。
薬剤師が地域医療に貢献できることはまだまだたくさんあることを直に感じられ、良い経験となりました。