“いのちのリレー”を、つなぐために
薬剤師の向かうべき姿

今後ますます、高齢化社会が進む日本。
医療の進歩はまさに歓迎すべきことですが、
同時に新たな課題を生んでいることも事実です。
それが、「在宅医療」という外来・入院に次ぐ第三の医療スタイル。
自立度の差こそあれ、実際に病院外で行われている「いのち」の現場に、
患者さんの心と体に、どのように向き合うか。
おそらく、完全無欠の解答などありません。
私たち“サン薬局”は奈良を代表する薬局として、
その答えを常に探し続けます。
一人でも多くの患者さんの、希望の光になるために。

  • 在宅医療で薬品の供給と
    薬剤師の指導を
    分けることができる強み

    薬剤師がすぐに訪問できない場合でも、配送員が迅速に配達。
    無菌製剤は安定性を考慮し、週2回以上の頻回供給。
    医療材料は小分けして無料配達。

  • 自社配送センターと自社配送員が即時に配達できる強み

    奈良県の約20%の処方箋応需率を誇る当社配送センターでは約5,000種の薬品を在庫しています。さらに、サン薬局全店は自社配送センターから60分圏内にあります。この自社配送センターと配送員がいることで、当社だからこそできるサービスが生まれました。

  • あまり知られていない事ですが、2008年以降の在宅看取り率の日本一は奈良県なのです。その主な理由として、地域医療のネットワークづくりに積極的に取り組まれている「在宅ホスピス・ひばりクリニック」の森井先生の尽力によるところが大きいと思います。サン薬局では、その年間180名にものぼる緩和処方箋を2008年から全面的に受け入れています。これは、日本有数の症例数になるのではないでしょうか。最初の2か月間、私は森井先生と同行し、先生の考え方、薬の使い方、患者さんへの接し方を学びました。これは大変貴重な体験でした。しかし、それから今に至っても勉強しなければならないことが山ほどあり、薬剤師にできることは限られていると痛感する毎日です。生きる望みを失いかけて混乱している患者さんとご家族に対して、薬剤師はいったい何ができるのか。日々、そのことと向かい合い続けています。重い課題ですが、サン薬局では多くの薬剤師が在宅チームとして活動していますので、ともに相談し協力し合えることで過度の負担になるのを避けることができています。